2010年12月27日新商品情報
防犯カメラ用「デジタルレコーダー」を機能強化 録画の長時間化を実現した5機種を新発売
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TOA株式会社(本社:神戸市、社長:井谷憲次)は、セキュリティ用途向け「デジタルレコーダー」5機種を、2010年12月28日より新発売いたします。
新商品は、防犯カメラを接続し鮮明な映像と音声をハードディスクに記録する「デジタルレコーダー」です。カメラの接続台数別、ハードディスクの容量別、機能別に5機種を発売。全機種オープン価格ですが、実売予想価格はハードディスク容量が250GBのモデルで30万円前後、2TBモデルで100万円前後の見込みです。
新商品は従来機種と比べて、長時間録画と高画質録画を実現。ラインアップ面では、カメラ駆動用電源を内蔵し省線化を実現した機種や、カメラ接続台数を従来の9台(9局)から8台(8局)に変更し、コストパフォーマンスを高めたモデルも発売いたします。
【新商品】
品名 | 品番 | 希望小売価格(税込) | 販売台数(年間) | 備考 |
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デジタルレコーダー4局250GB | C-DR044-2 | オープン価格 | 計約4,000台 | カメラ4台用 |
デジタルレコーダー4局250G電源供給付 | C-DV044-2 | オープン価格 | カメラ4台用 | |
デジタルレコーダー8局500GB | C-DR084-5 | オープン価格 | カメラ8台用 | |
デジタルレコーダー8局1TB | C-DR084-10 | オープン価格 | カメラ8台用、ミラーリング対応 | |
デジタルレコーダー16局2TB | C-DR164-20 | オープン価格 | カメラ16台用、ミラーリング対応 |
【市場】
各種金融機関や商業施設、交通機関、公共機関など、幅広い市場のセキュリティシステムに最適。
【主な特長】
1)長時間録画
画像圧縮方式に、H.264方式を採用。画像圧縮効率の向上により、大幅な長時間録画を実現しました。一例として、現行機種と新商品「C-DR164-20」を、同等条件で比較した場合、記録可能時間が334時間から687時間と、最大で2倍以上に向上しました。(注1)
2)高画質録画
録画解像度は720×480画素に対応し、高画質録画を実現。加えて、本機で当社「プログレッシブカメラ」(2010年12月発売)(注2)の映像を記録した場合、動きのある被写体の映像を再生した場合、輪郭にギザギザ(インターレースノイズ)の無いくっきりした画像再生が可能になります。とくに画面を静止させた場合、細部まで被写体を確認し易くなり、より記録映像としての精度が向上します。
3)充実の機能
充実したネットワーク機能を備え、デジタルレコーダーの分散配置、パソコンによる集中監視のシステム構築が可能。操作面では、本機に直接USBマウスを取り付け、モニターテレビ上のグラフィカルな表示に従って直感的な操作が可能。また、本機を通して、防犯カメラの遠隔操作も可能です。安全面では、UPS(無停電電源装置)が利用可能。C-DR084-10、C-DR164-20の2機種については、万一のデータ破損に備え、二つのハードディスクに同時録画を行うミラーリングに対応しています。また、ハードディスクに記録されたデータはUSBメモリー等で取り出し可能です。
- 注1:比較条件:録画レート2ips、画像サイズ720×240、カメラ16台接続、音声無し。従来機種「C-DR163-20」にて、画質設定「BEST」での記録時間(通常時間)と、新商品「C-DR164-20」にて、画質設定「最高」での記録時間(通常時間)の比較。
- 注2:プログレッシブ方式の防犯カメラ。同方式は、映像信号の走査方式の一つ。1枚の画面を完成させるのに、上から順に1回の走査で行なうこと。