音戯ばなし 歴史や文化のなかの音 音を楽しむ島 インドネシアのバリ島で、祭式や舞踏の伴奏などに奏でられるガムラン音楽。竹や金属の打楽器が、荘厳にして不思議なうねりを生む。その時、人間には聞こえない高さの空気振動音が、快適さを感じさせているという。この聞こえない「音」があふれる島では、呼吸のリズムさえ軽やかになり、人々は陽気に暮らす。
音戯ばなし 歴史や文化のなかの音 美音の秘密 寺院の外廊下を歩くと、かすかに鴬のさえずり。京都の知恩院がよく知られる”鴬張りの廊下”は、乾燥して板が反った時に、床板とそれをとめたかすがいとが摩擦して鳴る。