TOA株式会社 TOA90周年
  • Instagram
  • X
卓上型送信機、卓上型受信機への接続に関して
商品データ
ダウンロード
商品の写真、仕様図、姿図、取扱説明書、ソフトウェアのダウンロードが出来ます。
電子カタログ
全製品カタログ
商品別カタログなどを
ダウンロードできます
カタログデータダウンロード

ピックアップ商品情報

300MHz帯ワイヤレスPAシステム/ワイヤレスガイドシステム

[技術解説] 卓上型送信機、卓上型受信機への接続に関して

卓上型送信機、卓上型受信機の入力レベル、出力レベル

卓上型送信機は、スイッチの設定レベル(定格入力レベル)の入力を加えたときに、標準変調となります。定格入力レベルから24dB大きな値(最大入力レベル)の入力を加えたときに、最大変調となります。定格入力レベルからクリップまで、24dBのマージンがあります。

卓上型受信機は、標準変調の電波を受信すると定格出力レベル、最大変調の電波を受信すると最大出力レベルとなります(出力ボリューム最大時)。なお、出力ボリューム最大にしても、クリップすることはありません。

卓上型送信機
電波の偏移
卓上型受信機
スイッチの
設定

-12
-18
-24
-54
-60
-66
ライン
マイク
スイッチの
設定
定格入力
レベル
-12
-18
-24
-54
-60
-66
標準変調
(2.25kHz偏移)
-12
-54
定格出力
レベル
最大入力
レベル
+12
+6
0
-30
-36
-42
最大変調
(7kHz偏移)
+12
-30
最大出力
レベル
※卓上型送信機の入力は、クリップしない範囲で、できるだけ大きな入力を加えるほうが、雑音には強くなります(高S/Nとなります)。

卓上型送信機、卓上型受信機の外部機器とのリモートについて
卓上型送信機 WM-1110 は、リモート制御することによって送信の入り切りができます。呼出案内用マイク PM-660W 、卓上型受信機 WT-1110 以外の外部機器で送信のリモート制御を行う場合は、卓上型送信機 WM-1110 付属のコードの加工が必要です。

卓上型受信機 WT-1110 は、外部機器をリモート制御(電源制御、音声ミュート)することができます。卓上型送信機 WM-1110 以外の外部機器をリモート制御(電源制御、音声ミュート)を行う場合は、卓上型受信機 WT-1110 付属のコードの加工が必要です。

外部機器から標準ホーンプラグは下記のような接続になります。
卓上型送信機
卓上型受信機


卓上型送信機に接続できる外部機器の具体例
外部機器
外部機器側の接続
可能端子(形状)
送信機の
入力レベル
設定

送信機
のチャ
イム
使用
の可否

送信の
リモー
ト制御
の可否

備考
接続コード
呼出案内用マイク
PM-660W
−66dBV



PM-660W のプラグを卓上型送信機の入力へ接続
ミキサアンプ
MX-113
ライン出力端子(ホーンジャック)
−24dBV
×
×
ミキサアンプ MX-113 のリモート端子では、稀にリモート制御できない場合があります。
卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コード
録音出力端子(ピンジャック)
−24dBV
×
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
市販のコード必要
アンプ
A-1500
シリーズ
録音出力ジャック(ホーンジャック)
−24dBV
×
×

卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コード
アンプ
TA-2000
シリーズ
ライン出力ジャック(ホーンジャック)
−24dBV
×
×

卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コード
録音出力ジャック(ピンジャック)
−24dBV
×
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
市販のコード必要

デジタル
アナウンスマシーン
EV-300 シリーズ
出力1、出力2(ホーンジャック)
−24dBV
×
×

卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コード
出力1、出力2(ネジ端子)
−24dBV
×


卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードを加工
【※詳細1】
卓上型受信機
WT-1110
出力端子(ホーンジャック)
−12dBV


卓上型受信機 WT-1110 のボリュームは最大に設定します。
卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コード
※詳細1.卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードを、接続に必要な長さに切断して、外側の被覆を約10cm取り除いてから、シールド線を2つに分けてください。

EV-300 シリーズの端子名称
卓上型送信機の接続コード
出力1の「H」
音声入力(白色)
出力1の「C」
グランド(シールド線)
ビジー1のどちらか一方
リモート入力(赤色)
ビジー1の残りの一方
グランド(シールド線)

卓上型送信機に接続できるその他の外部機器
外部機器
送信機の入力
レベル設定
接続方法、注意点
マイク
−66dBV
標準プラグのムービングコイル(ダイナミック)マイクが接続できます。
ヘッドセット
マイク
−66dBV
標準プラグのムービングコイル(ダイナミック)マイクの高出力タイプのものが接続できます。
市販のラジオカセット
ポータブルカセット
CD、MD、テレビ
−24dBV
これらの機器の出力は、ライン出力端子やイヤホン端子(主にミニジャック)ですので、卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードと市販のプラグ変換アダプタが必要です。例:SONY製 PC-201M

卓上型受信機に接続できる外部機器の具体例
外部機器
外部機器側の
接続可能端子
(形状)

接続コード
LINE/MIC
スイッチ
(出力レベル)
の設定

リモート
制御

備考
インフォメーションアンプ
TA-102
一般マイクロホン入力ジャック(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
MIC
×
 
予備入力ピンジャック(ピンジャック)
市販のコード必要
LINE
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
アンプ
TA-115
TA-130
マイク入力ジャック(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
MIC
×
 
予備入力端子(ピンジャック)
市販のコード必要
LINE
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
電話ページング端子台(ケージクランプ)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コードを加工【※詳細2】
LINE

 
アンプ
A-1500
シリーズ
一般マイク1、2、3
入力ジャック(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
MIC
×

予備入力1、2ジャック(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
LINE
×

予備入力3
ジャック(ピンジャック)
市販のコード必要
LINE
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
アンプ
TA-2000
シリーズ
入力1、2ジャック
(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
LINE
×

卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コードを加工【※詳細3】
LINE


予備1、2入力ジャック
(ピンジャック)
市販のコード必要
LINE
×
ステレオ標準プラグ−ピンプラグ×2のコード。ピンプラグは音声‐白のみ接続。
コード例:SONY製 RK-G81
マイク入力ジャック
(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
MIC
×
 
電話ページング端子
(ネジ端子)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コードを加工【※詳細4】
LINE

TA-2000
シリーズ内蔵のチャイム設定は不可(電波が途切れるたびにチャイムが鳴るため)
卓上型送信機
WM-1110
入力端子
(ホーンジャック)
卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コード
LINE

 

※詳細2.アンプ TA-115TA-130 の端子台に接続可能な電線は、単線:径0.4〜1.6mm(AWG26〜14)、より線0.3〜1.25mm2(AWG22〜16)です。卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードを、接続に必要な長さに切断して、外側の被覆を取り除いて内部線を露出させた後、電線をハンダ付けし、端子台に接続してください。

アンプ TA-115TA-130 の端子台
卓上型受信機の接続コード
「電話ページング」「信号」「H」
音声出力(白色)
「電話ページング」「信号」「C」
グランド(シールド線)
「電話ページング」「制御」(信号側)
リモート出力(赤色)
「電話ページング」「制御」(信号反対側)
接続不要
※詳細3.卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードを、中央付近で切断して、卓上型受信機に接続するホーンプラグ側より、リモート出力(赤)の線を取り出します。音声出力(白)、グランド(シールド線)はつなぎなおします。ホーンプラグは TA-2000 シリーズの「入力1」に、リモート出力(赤)は「入力1制御」に接続します。なお、「E」の接続は不要です。

※詳細4.卓上型送信機 WM-1110 に付属の標準プラグの接続コードを、接続に必要な長さに切断して、外側の被覆を約20cm取り除いてください。

アンプ TA-2000 シリーズの端子台
卓上型受信機の接続コード
「電話ページング」「H」
音声出力(白色)
「電話ページング」「C」
グランド(シールド線)
「電話ページング」スイッチの絵(入力2制御側)
リモート出力(赤色)
「電話ページング」スイッチの絵(リモート側)
接続不要

卓上型受信機に接続できるその他の外部機器
外部機器
受信機の出力
レベル設定

接続方法、注意点
市販のアンプ内蔵モノラルスピーカ
LINE
先端がミニプラグになっているコードがスピーカに接続されているため、市販のプラグ変換アダプタが必要。
プラグ変換アダプタ例:SONY製 PC-202M
市販のラジオカセットなど、マイク入力端子のある機器
MIC
これらの機器の入力は、主にミニジャックですので、卓上型受信機 WT-1110 に付属の標準プラグの接続コードと市販のプラグ変換アダプタが必要です。例:SONY製 PC-201M
ワイヤレスレスPAシステムに戻る
ページの先頭に戻る