Menu
TOA株式会社は、10月8日（火）～9日（水）まで、東京ビッグサイト 青海展示場で開催された「ハイウェイテクノフェア2019」に出展しました。ハイウェイテクノフェアは2019年で累計16回目の開催で、『高速道路の建設管理技術』に焦点をあてた展示会として、多くの出展者、来場者を集めています。
TOAブースにも多くの高速道路事業者やコンサルティング会社、土木建設事業者の方にご来場いただき、スマートインターチェンジ（以下スマートIC）向け双方向インターホン、公共市場向けネットワークカメラ、SA（サービスエリア）／PA（パーキングエリア）向けの拡声放送、多言語放送サービスなどの音と映像によるソリューションをご提案しました。
ここでは、「ハイウェイテクノフェア2019」のTOAの出展内容の概要をご紹介します。
スマートICは、国土交通省主導で設置が広がっているETC専用のインターチェンジ（IC）です。高速道路の本線やSA、PA、バス停に設置が広がっており、一般的なICと異なり係員が不在で、通信装置が配備されています。
スマートIC向け双方向インターホンはスマートICに設置されたインターホンからの運転者の呼び出しに対して、収受員が料金事務所のPCやLTE回線を利用したスマートフォンで応答・通話することができるシステムです。運転者と料金事務所収受員がお互いの顔をモニターで確認しながら話すことが可能で耳の不自由な方との筆談もできるため、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
日本国内ではまだICが不足しており、今後建設されるICの多くはスマートICになる見込みで、こうした双方向コミュニケーションが可能なインターホン設備の必要性が今後さらに高まると評価をいただいています。
SAやPAの屋外に簡単に設置でき、明瞭な音声を遠くまで届けることができるポータブルスリムスピーカーセットです。混雑時や災害時などでも的確な案内・誘導が可能になります。
AC電源、専用ニッケル水素電池、乾電池、カーバッテリーの4電源方式により、最長15時間（※）の電池持続時間で、停電時でも長時間の使用が可能です。
防災機能の強化が進められているSAやPA、道の駅には、防災用設備として多方面での使用が見込まれるアイテムです。
可搬型ということで、「平時と有事の両方で使える」、「音の遠達性や指向性でニーズがある」と興味を持っていただきました。
（※）CD付きアンプ使用時：約5時間
CD/SD/USBアンプ使用時：約4.5時間
IPネットワーク経由でフルHD画質の高精細映像を配信する防犯カメラシステム「TRIFORAシリーズ」の中で、公共市場向けネットワークカメラを展示しました。
H.264の映像圧縮方式を採用、多重化方式MPEG2-TS/TTSに対応したもので、高速道路や国道、河川の監視に適したシステム構築が容易にできます。
さらに、今回はワイパー・ウォッシャー付ハウジングを組み合わせたフルHDネットワークPTZカメラ、屋内フルHDネットワークPTZカメラも出展しました。汚れを拭くといった保守作業が不要で、「高所作業車の手配や、車線規制などの手間がかからず便利」といった反響もいただきました。
SAやPAなどを利用する訪日外国人に対して、タブレットやPCによる簡単操作で4カ国語（日・英・中・韓）の多言語放送を行うことができます。
交通情報や館内情報、周辺の観光情報、万が一災害が発生した場合の避難誘導情報などを、多言語で音声案内放送をすることが可能です。
また、SAやPAのデジタルサイネージと連携し、音声案内放送の内容を表示させる（※）こともでき、音声と映像による相乗効果で、信頼性の高い多言語による情報伝達が可能になります。
インバウンド需要の増加にともなって来場者の注目も高く、実際の操作をご覧いただいた来場者の方からも、「タブレット操作が非常に使いやすいと感じた」という感想をいただきました。
（※）サイネージ連携システムは、参考出品です。
TOAブースでは、そのほかにもキャラクターの声を使って周辺の観光PRや交通情報をアナウンスする音声案内サポート『案内パネル』も展示。4種類の音源を収録し、状況に応じた放送を案内パネルキャラクターがアナウンスし、往来する来場者の関心を惹いていました。
TOAでは、今後も音と映像を駆使した商品開発、ソリューションを提供することにより、高速道路利用者の安全・安心で快適な施設利用と、高速道路事業者のスムーズで効率的な事業運営をサポートしてまいります。
| 日程 | 2019年10月8日（火）～10月9日（水） |
|---|---|
| 場所 | 東京国際ビッグサイト 青海展示棟A・Bホール |
| URL | http://htf.express-highway.or.jp/htf2019/main/ |
