イベントレポート

高性能スピーカーは指向性が高く、距離による減衰が小さいのが特長で、明瞭な音声を50～100m先のドライバーに届けることができるスピーカーです。サービスエリアやパーキングエリア、高速道路上やトンネルなどの騒音が大きい場所で、ドライバーへの注意喚起や災害時に、「音」による情報伝達、避難指示を行うことができます。
今回は、本線・トンネル用の2連タイプ（HA-2020MK2）、狭い通路や天井への設置が可能な人道トンネル用（Q-PF250MK2）、本線・非常駐車帯用（Q-HA500MK2）の3機種の実機を展示、道路規制車に高性能スピーカーを搭載した鳴動試験や橋梁での鳴動試験の動画も視聴していただきました。
実際に鳴動試験動画を視聴していただいた方からは、「手軽に持ち運べて便利」、「こんなに聴こえることに驚いた」、「窓が開いているかと思うくらいはっきり聴こえた」といった声をいただくなど、高性能スピーカーの指向性や遠達性を確認していただくことができました。

スマートインターチェンジ（スマートIC）は、国土交通省主導で設置されているETC専用のインターチェンジです。スマートインターチェンジ統合システムは、スマートICに設置されている監視、放送による誘導、ドライバーとの通話などを管理拠点から運用することができる統合システムです。拡声放送やエリア監視を1台のPCで制御でき、料金徴収員の無人化や省人化が進むスマートICへの導入が進んでいます。
今回は管理拠点とスマートICとの通話に加え、事務所不在時でもインターホン通話をスマートフォンに転送でき、通話相手の様子も見ながら双方向で的確な対応ができる点などを体験していただきました。

IPネットワーク経由でフルHD画質の高精細映像を配信する防犯カメラシステム「TRIFORAシリーズ」の、国土交通省仕様のプロトコルに対応した公共市場向けネットワークカメラ、LANケーブルで接続するIPホーンスピーカーを展示しました。
公共市場向けネットワークカメラはワイパー付ハウジングを組み合わせたフルHDネットワークPTZカメラの実機を紹介。オプションでウォッシャーを搭載することもでき、汚れを拭くといった保守作業が容易になることを評価いただきました。
IPホーンスピーカーは、アンプ、音源が一体となった次世代スピーカーです。レコーダーやカメラからの制御で内蔵音源を再生したり、レコーダーに接続したマイクから放送することができるなど、状況に応じた放送が可能なため、今回の展示会では、インターチェンジのレーン用のスピーカーとして提案しました。