国立大学法人 山梨大学 様
既設LANを活用した構内放送システムで「安全と安心のキャンパスづくり」に貢献。
概要
「山梨大学甲府キャンパス」様。
学生と教職員を合わせて約6,000名の安全と安心を守るために、構内放送設備システムを完備されています。
「地域の中核、世界の人材」をキャッチフレーズに、地域はもとより世界の中核となりうる人材の育成を目指しておられる山梨大学様。 国立大学では唯一ワイン醸造をされている「ワイン科学研究センター」や燃料電池では最先端の「クリーンエネルギー研究 センター」を有するほか、平成20年には大型燃料電池関連プロジェクト推進のため「燃料電池ナノ材料研究センター」を設置するなど、ユニークで先進的な活動で注目されています。
創立213年の歴史を持ち、さまざまな人材を輩出してこられた同大学様。そのメインキャンパスである「甲府キャンパス」の構内放送システムにTOAの技術が役立っています。甲府キャンパスは東キャンパスと西キャンパスで構成されており、その敷地面積は約22万平方メートル。全学部の一年生および教育人間科学部、工学部の学生と教職員が様々な活動をされています。そんな広大なキャンパスをカバーするために、山梨大学様では既設の学内LANネットワークを活用した構内放送システムを採用されています。既に学内LANの入っている建物はそのネットワークを、一部入っていない建物には無線LANを導入することで、甲府キャンパスおよび附属の幼小中学校や特別支援学校、各種研究センターといった関係エリアへの放送を可能にしています。大学本部棟(西キャンパス)からの一斉放送はもちろん、棟別にも放送可能。さらに、東キャンパスにはほぼ同様の操作ができるサブリモート操作盤を、また夜間や休日などの緊急時に備えて総合案内所に緊急一斉マイクを設置しており、多様な放送ニーズにも柔軟に対応できます。
山梨大学様では、この構内放送システムを構内環境美化運動といった学内活動の周知や入学試験の際の誘導など、さまざまな場面で活用されるとのことです。さらに、同システムは気象庁による緊急地震速報システムにも対応しており、平成20年度中には医学部キャンパスでも対応できる予定です。既設のLANネットワークを活用した構内放送設備システムにより、最適なコストで最大限の効果をあげておられる山梨大学甲府キャンパス様。緊急事態の発生や地震速報の適切かつ迅速な発信を可能にした同システムの導入により、「安全・安心なキャンパスづくり」に向けて、確かな一歩を踏み出されています。