京セラドーム大阪 様
センタークラスターラインアレイスピーカーを核とした音響システムが、大歓声の中でもダイレクトに迫力のある音を届けます。
概要
日本プロ野球、パシフィック・リーグのオリックス・バファローズの本拠地となる京セラドーム大阪。
スタジアムの最大収容人員は、プロ野球観戦時で約3.7万人。各種野球大会のほか、コンサートや展示会などのイベントでも、多くの方々に利用されています。ここに、ラインアレイスピーカーシリーズをはじめとする、TOA音響機器が採用されました。
綿密な音響シミュレーションの結果、TOAが提案したのはセンタークラスターラインアレイスピーカーを核とした音響システムでした。合計76台のスピーカーユニットは、残響音の多い条件にあっても音声が聞き取りやすく、カバーエリアのどの客席へもクリアで迫力のある音を耳に届けることで、「大歓声の中でも音声がダイレクトに聞こえて心地よい」とのご感想をいただいています。
またグラウンド上においても、キャッチャー方向からセンター方向にかけ、180度途切れなく連なるスピーカーユニットによって、均質な音空間を構築しています。
操作面においては、パソコンのGUI画面上にIPネットワークを通じた集中制御が行えるシステムを実現。野球運営用など、あらかじめプリセットした音響設定を呼び出すだけで、すぐに使用できます。スピーカー駆動用のアンプには高出力、高音質のデジタルアンプを採用して消費電力を大幅に抑えるなど、環境面での配慮も今回ご採用いただいたポイントでした。
その他、イベント時での放送においても使いやすく、十分な音量でアナウンスできるなど、運用面でもご好評いただいています。