八潮市 様

「八潮市」のイメージ画像

八潮市の目指す「住みやすさナンバー1のまち 八潮」実現のため、これまで八潮市が取り組んできた
・自主防犯団体への防犯用品貸与
・青色回転パトロール車貸出
・警察と協力した防犯啓発街頭キャンペーン

などの防犯施策の一環で、防犯カメラを導入していましたが、この度、タウンレコーダー遠隔見守りサービスの導入で、市民の安全・安心をより円滑にサポート可能に。

概要

埼玉県の東の玄関口として発展を続けている八潮市。八潮市では、市民が安全で安心して暮らせる「住みやすさナンバー1のまち 八潮」の実現に向け、さまざまな活動に取り組まれています。その活動の一環として、公園や街頭などに防犯カメラを設置し運用されてきましたが、以下の課題を感じられていました。

  • 録画映像を防犯カメラ本体からダウンロードする方法や記録媒体を抜き取る方法であるため、都度、街頭防犯カメラが設置されている現場に出向いての作業が必要、かつ、その作業が頻繁に発生している
  • 複数メーカーの街頭防犯カメラが設置されており、メーカーによりダウンロードの手順が違う
そこでTOAが街頭などの設置に最適なタウンレコーダーをご提案。遠隔見守りサービスを採用いただくことで、運用面での課題を解消しました。

納入情報

納入品 タウンレコーダー G-R311-1(遠隔見守りサービス、長期保証サービス)
納入時期 2023年12月
新庁舎竣工 2024年1月4日

要望・お役立ちのポイント

要望

  • 市内に設置されている複数の街頭防犯カメラの録画映像を、現場に行かず庁舎内で確認したい
  • 複数あるカメラの管理を簡単に行いたい
  • 導入コストを抑えたい

お役立ちのポイント

  • カメラ/録画一体型のタウンレコーダーと録画した映像をインターネット経由でダウンロードできるサービスプランを提案。現場に行くことなく市役所にいながら複数のタウンレコーダーの録画映像の確認とダウンロードが可能に
  • PCのWEB画面に表示されたマップからタウンレコーダーを選択して録画映像をダウンロードできるユーザーインターフェースで、複数のタウンレコーダーの管理・運用が簡単にできる。また、カメラごとに管理担当者を設定し管理できるため、主管部署ごとでの管理が可能に
  • 工事費を含めた7年リースのプランでご希望に合わせた予算で提案。さらに、通常1年間の無償修理期間を7年間に延長できる長期保証サービスもリース契約に含まれている

インタビュー記事

八潮市役所 総務部 納税課

(元・生活安全部 交通防犯課)

久保田 大介 様

-八潮市様では従来から街頭防犯カメラを設置されていましたが、運用面ではどのような課題がありましたか?

久保田 氏

八潮市でも他の自治体同様に街頭防犯カメラを順次導入してきました。
設置した年代やメーカーによって記録映像の取り出し方法が異なります。機種ごとに操作マニュアルを職員が作成し運用していましたが、バリエーションが多く属人化していました。
また、記録映像を取り出すには、カメラが設置されている場所に出向く必要があり、多いときは月に30~40件ほどの記録映像の取り出し作業が発生し、通常業務に支障をきたす状況でした。

-そのような中、今回の更新でTOAのタウンレコーダーを採用いただいた理由を教えてください

久保田 氏

1番は、TOAのタウンレコーダーを採用することで、現場に行かなくても庁舎内にいながら、記録映像をダウンロードできるようになることです。
記録映像の取り出し作業のために現場に出向く必要がなくなると、課題であった業務改善が実現できると考えました。また、庁舎にいながらカメラの記録映像をダウンロードできるということはDX推進となり、結果、働き方改革になるとも思いました。
八潮市では「八潮市防犯カメラの設置及び運用に関する規則」に則り、街頭防犯カメラの運用を行なっており、その規則に適合しなければなりません。
そのため、街頭防犯カメラの記録映像をリモートでダウンロードでき、規則にも適合する製品を探していました。
映像の保存にはいろんな方法がありますが、インターネット上にあるクラウドサーバーに保存する方式ですと、そのサーバーに外部からアクセスされる可能性があるため、情報漏洩に繫がる恐れがあり八潮市の運用規則に適合しません。

TOAのタウンレコーダー遠隔見守りサービスは、記録映像がカメラ本体にあり、それを必要な時、必要な部分をクラウドサーバー経由でパソコンにダウンロードできる方式でした。インターネット上のサーバーにアップされていないため、記録映像が漏れる危険性はありません。
また、管理責任者ごとにカメラの閲覧権限が設定できる点も運用規則に適合していました。

2番目は設備更新に関わる予算(費用)です。
今回はリース契約で設備更新することになりました。
リース契約では、発生する費用が単年だけ大きく突出するのではなく、予算発生を複数年度に渡り均等にして他への影響を最小限に抑えることができます。また、維持費やランニングコストが含められた点も大きなポイントでした。
リース契約(*1)で設備を導入することで、定期的なメンテナンス契約(*2)を付与することもでき、機器の故障やメンテナンスなどの突発的な費用発生のリスクを抑えることができました。

(*1)リース受託企業は東京センチュリー株式会社様
https://www.tokyocentury.co.jp/jp/

(*2)施工/メンテナンスは東電タウンプランニング株式会社様(東京電力様の電柱を保管・保守されている会社)
https://www.ttplan.co.jp/

-実際の運用についてはいかがですか?

久保田 氏

今のところ満足しています。
記録映像の取り出しを現場に行くことなく庁舎にいながらできるようになり、映像取得に要する時間を圧縮できました。
また、従来からTOAのタウンレコーダーも採用していましたが、その機種は現場に行って無線LANを使って記録映像を取り出すものでした。従来の方法と今回採用したリモートで取り出しする新機種の操作方法が似ていたので、更新後も操作に戸惑いはありませんでした。
要望があるとすれば、記録映像の取り出しにかかる時間がもう少し早くなればということですね。事件や捜査の協力で記録映像をダウンロードする機会が増えていますので、通信データ契約の見直しが必要かもしれません。

納入商品

  • 駅前などに設置されているタウンレコーダー
  • 駅前などに設置されているタウンレコーダー
    駅前などに設置されているタウンレコーダー。
    機器異常発生時は自動メールで通知があるため、現場での定期的なメンテナンスが不要。
  • 市街地に設置されているタウンレコーダー
    市街地に設置されているタウンレコーダー。
  • 市役所にいながらダウンロードできるようになった

    マップから確認したいタウンレコーダーを選択して、映像の確認が可能。今まで1か月に40件分も現場に行って録画映像の取り出しを行なっていたが、市役所にいながらダウンロードできるようになったため、作業時間が大幅に軽減。

  • GR遠隔ダウンローダー画面
    GR遠隔ダウンローダー画面
  • 遠隔見守りサービスのマップ画面
    遠隔見守りサービスのマップ画面
八潮市の概要

八潮市は埼玉県の東部に位置する市で、自然に囲まれおいしい野菜やものづくりが盛んです。人口は約93,500人(2024年12月1日現在)で、つくばエクスプレス開業以来、人口は年々増加しています。都心から15キロメートル圏内にあり、つくばエクスプレスで最短17分で秋葉原駅に到着するため、通勤・通学に便利なまちです。東は三郷市、南は足立区と葛飾区、西と北は草加市に接しています。八潮駅前には公園や子育てほっとステーションなどの親子で楽しめる施設があり、市内には中川・綾瀬川などの一級河川が流れており、自然と身近に触れ合うこともできる子育てに適したまちです。

導入商品

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