東京農業大学第二高等学校 様
ホールの明瞭性を追求した音響システムで、満足度の高い文化活動をサポート。
概要
600席の席数を誇る東京農業大学第二高等学校の武揚(ぶよう)ホール。簡単な操作でシーンに合わせた最適な音環境を実現 。舞台の向こうはガラス張りで豊かなグリーンを望む演出も可能。
東京農業大学様の2番目の併設高校として、昭和37年に創立された東京農業大学第二高等学校様。「文武両道、人間力の向上」を目標に、全校をあげて取り組んでおられます。特に課外活動には積極的で、全校生徒の8割近くが部活動に参加し、群馬県内をはじめ関東や全国大会で活躍するクラブも少なくありません。歴史と伝統のある同校において、2007年9月に学内行事の活発化および、より地域に開かれた学校を目指して 「武揚(ぶよう)ホール」が建設されました。その本格的 な音環境の実現に、TOAの音響設備が役立っています。
主に講演会や総会などで使用されることが多い同ホールでは、人の声が聴衆にはっきりと届くことが大切です。そのためTOAでは、音圧分布や明瞭度のシミュレーションを繰り返し、舞台音響にも負けない音質を目指しました。音声の指向性を制御するコンパクトアレイスピーカー〈 HX-5B 〉も、最適な位置や角度を徹底的に検証し、配置しています。さらに、共鳴を自動的に抑制するデジタルオーディオプロセッサー〈 DP-K1 〉を採用。ホールの明瞭性の大幅な向上に寄与しています。
また、日々の操作性にも配慮した工夫が随所に施されています。タッチパネル式AV調整卓を採用し、さまざまな設定を簡単に行えるようにしているのもその一例です。よく行われる行事を想定し、「公演用」「AV講義用」「マイクのみの講義用」「プロジェクター用」「映画用」の5つを予め設定しておくことで、利用者は目的に応じて選択するだけで最適な音環境を実現できます。
こけら落としとなった定期総会「父母の会」では、音質の点でも出席者に大変好評だったとのことです。今後はオープンキャンパスや学内行事などはもちろん、「地域にも開放してほしい」という声も多く上がっているそうです。校内の交流や勉学の場として、地域活性化の中心として、同ホールの活躍の場は今後ますます増えていくことでしょう。