音の道標
ザトウクジラは、冬は北の海で過ごし、夏になると雌だけが先に南下する。だが決してはぐれることはない。海には空気中の5倍の早さで、しかも千キロの彼方まで音を伝えるサウンドチャンネルという層がある。雄はこれにのせて歌うような「音」を発する。愛すればこそ相手を聞きわけ、めぐり逢うことができる。
ザトウクジラは、冬は北の海で過ごし、夏になると雌だけが先に南下する。だが決してはぐれることはない。海には空気中の5倍の早さで、しかも千キロの彼方まで音を伝えるサウンドチャンネルという層がある。雄はこれにのせて歌うような「音」を発する。愛すればこそ相手を聞きわけ、めぐり逢うことができる。