姿を映す音
祇園の石畳に、舞妓さんのぽっくりが響く。
ぽっくりは少女の盛装のげた。江戸時代に吉原遊郭の"かむろ"が用いたのが始まりといわれる。
楕円形の桐や杉の底をくり抜き、漆塗りや蒔絵を施したり、底の空洞部に鈴をつけたりした。丸みのある「音」は名となり、楚々とした足はこびの可憐な姿をも思い浮かばせる。
祇園の石畳に、舞妓さんのぽっくりが響く。
ぽっくりは少女の盛装のげた。江戸時代に吉原遊郭の"かむろ"が用いたのが始まりといわれる。
楕円形の桐や杉の底をくり抜き、漆塗りや蒔絵を施したり、底の空洞部に鈴をつけたりした。丸みのある「音」は名となり、楚々とした足はこびの可憐な姿をも思い浮かばせる。