非常用操作パネル
FS-A2500EP
Outline
ラック型非常用放送設備ＦＳ－Ａ２５００シリーズ専用のＥＩＡ規格に適合するラックに取り付けることができる３サイズの非常用操作パネルです。火災経過時間に応じて、避難誘導放送を行うエリアを段階的に拡大する段階鳴動機能を備えています。 出力系統ごとに個別の避難メッセージを放送する多元非常放送が可能です。通信プロトコルを利用して、外部システムとの連携を行い、放送制御や状態監視を行うことができます。非常放送以外に緊急地震放送、緊急放送、注意喚起放送、業務放送ができます。付属のＳＤカードを使用することで、設定データの読み出し・書き込み、履歴の読み出し、音源データの読み出し・書き込みが行えます。また、フロントマイクは音量調節可能です（非常放送時、音量調節器はバイパスされます）。
※段階鳴動機能または多元非常放送機能を使用する場合は、事前に管轄の消防署の許可を得る必要があります。
|
電源 |
ＤＣ２４ Ｖ |
|
商用電源消費電力 |
３５．０ Ｗ（ＪＩＳ Ｃ ６０６５による，非常用電源パネルの電源供給損失を含む） |
|
１３．１ Ｗ（待機時，非常用電源パネルの電源供給損失を含む） |
|
|
最大消費電流 |
６６５ ｍＡ |
|
停電時非常蓄電池 消費電流 |
５９ ｍＡ（待機時），６２５ ｍＡ（警報時） |
|
非常警報音 |
音声合成音（第１シグナル，第２シグナル，感知器発報放送，火災放送，非火災報放送） |
|
日本語／二か国語（日本語＋英語）および／三か国語／四か国語（中国語，韓国語を付加）の切換式 |
|
|
※日本語、英語、中国語、韓国語を標準搭載 |
|
|
出火階・区情報 |
８１種類標準搭載，設定支援ソフトウェアで２０００種類以上の出火階・区情報に標準対応可能（＊１） |
|
避難メッセージ |
避難用内蔵メッセージ 最大１０５種類、最大四か国語の設定可能 ※出荷時音源なし（＊２） |
|
※内蔵音源は設定支援ソフトウェアにて書き換え可能 |
|
|
自火報連動モード |
連動，連動一斉 |
|
発報連動モード |
発報連動，発報連動停止 |
|
発報火災切換 |
発報，火災 |
|
火災放送移行タイマー |
１秒～９９分５９秒（１秒単位）（＊３） |
|
一斉移行タイマー |
ＯＦＦ，０秒～９９分５９秒（１秒単位）（＊４） |
|
段階鳴動移行タイマー |
なし，１段階～３段階 各タイマー：０秒～９９分５９秒（１秒単位） |
|
※本機能は設定支援ソフトウェアでのみ設定の書き込みが可能 |
|
|
タイマー移行メッセージ |
一斉移行，段階鳴動移行１～３ ※出荷時音源なし（＊２） |
|
※内蔵音源は設定支援ソフトウェアにて書き換え可能 |
|
|
出力制御 |
通常一斉，緊急一斉 |
|
ＦＳ－２５１０ＥＰ／２５２０ＥＰ接続時は最大５００スイッチによる６４０回線制御 |
|
|
操作スイッチ |
非常起動，非常復旧，火災放送，非火災放送，地震放送停止，緊急一斉（アッテネーター無効），通常一斉（アッテネーター有効），放送復旧，業務停電，チャイム１～２，ファンクション１～３，異常音停止，モニター選択 |
|
表示灯 |
火災（赤），発報放送（橙），火災放送（赤），非火災放送（緑），地震放送（橙），連動（緑），連動一斉（緑），発報連動停止（緑），主電源（緑），通常一斉（緑），緊急一斉（緑），異常（橙），出力レベル（赤：ピーク，橙：ノーマル，緑：シグナル），ファンクション１～３（緑） |
|
設定扉内 操作スイッチ 表示灯 |
システム設定（数字キー，前画面，次画面，メニュー，戻る，決定，→，←，↑，↓），再起動，異常解除，アナログ一斉放送切換，フロントマイク音量調節器（業務放送時のみ有効），ＲＵＮ表示灯，設定スイッチ |
|
液晶表示 |
放送手順，動作設定表示，異常表示，動作履歴 等 |
|
内蔵チャイム |
（出荷時）チャイム１：上り４音，チャイム２：下り４音 |
|
（設定により変更可能）２音チャイム，ゴング |
|
|
※内蔵音源は設定支援ソフトウェアにて書き換え可能（＊１） |
|
|
出力プリセット設定 |
８種類標準搭載 |
|
周波数特性 |
ライン：１００ Ｈｚ～１５ ｋＨｚ －２ ｄＢ±４ ｄＢ |
|
マイク：２００ Ｈｚ～１０ ｋＨｚ －２ ｄＢ±３ ｄＢ |
|
|
１ ｋＨｚ基準 |
|
|
ＳＮ比 |
６０ ｄＢ以上 |
|
歪率 |
１ ％以下 |
|
モニタースピーカー |
０．２ Ｗ，音量調節可能（業務放送時のみ），ハウリング防止回路付 |
|
フロントマイク |
非常業務兼用，音量調節可能（業務放送時のみ） |
|
音声入力 |
外部放送：－６０ ｄＢ（＊５）／－２０ ｄＢ（＊５） ６００ Ω トランス平衡 |
|
端子：着脱式ターミナルブロック（３Ｐ） |
|
|
音声出力 |
外部モニター：０ ｄＢ（＊５） ２００ Ω 電子平衡 |
|
端子：着脱式ターミナルブロック（３Ｐ） |
|
|
録音：－２０ ｄＢ（＊５） １００ Ω 不平衡 |
|
|
端子：着脱式ターミナルブロック（２Ｐ） |
|
|
アンプ系統 |
１系統 ※ＦＳ－Ａ２５００ＥＸ接続時は最大１０５系統まで拡張可能 |
|
非常用リモコン |
最大接続台数：１６台（ＦＳ-２０００ＲＦ使用時，本機単独では４台） |
|
制御：ＲＳ－４８５ |
|
|
音声入力：０ ｄＢ（＊５） トランス平衡 |
|
|
モニター音声出力：－１０ ｄＢ（＊５） 電子平衡 |
|
|
電源供給：ＤＣ２４ Ｖ（最大供給電流：３．０ Ａ |
|
|
端子：２系統 Ｍ３．５ねじ端子 バリアー間隔９ ｍｍ |
|
|
業務用リモコン |
最大接続台数：８台（音声入力はＦＳ-２５００ＰＭ使用時，本機単独では４台） |
|
制御：ＲＳ－４８５ |
|
|
音声入力：０ ｄＢ（＊５） トランス平衡 |
|
|
電源供給：ＤＣ２４ Ｖ（最大供給電流：１．４ Ａ） |
|
|
端子：２系統 Ｍ３．５ねじ端子 バリアー間隔９ ｍｍ |
|
|
非常時断電源 |
２系統 ＤＣ２４ Ｖ（最大供給電流：各２５０ ｍＡ ※非常時に電源供給断） |
|
端子：Ｍ３．５ねじ端子 バリアー間隔９ ｍｍ |
|
|
制御出力 |
非常接点出力：１系統 リレー（ｃ接点） 接点容量：ＤＣ３０ Ｖ／１ Ａ |
|
端子：Ｍ３．５ねじ端子 バリアー間隔９ ｍｍ |
|
|
外部モニター：オープンコレクター出力（極性あり） 接点容量：ＤＣ３０ Ｖ／３５ ｍＡ |
|
|
制御出力：２系統 リレー（ａ接点） 接点容量：ＤＣ３０ Ｖ／１ Ａ |
|
|
状態出力：以下の１１放送状態を制御出力１～２に任意に設定可能。 |
|
|
音声警報出力中，発報放送中，火災放送中，非火災放送中，火災一斉移行，非常マイク放送中，緊急地震放送中，業務放送中，業務緊急放送中，保守点検中，異常発生中，非常放送中，段階鳴動移行１，２，３，注意喚起放送中，日常点検中 |
|
|
端子：着脱式ターミナルブロック（３Ｐ，２Ｐ×２） |
|
|
制御入力 |
外部放送：１系統 無電圧メイク接点 開放電圧：ＤＣ３０ Ｖ，短絡電流：１０ ｍＡ（用途変更可能） |
|
緊急地震放送：１系統 無電圧メイク接点 開放電圧：ＤＣ３０ Ｖ，短絡電流：１０ ｍＡ（固定） |
|
|
端子：着脱式ターミナルブロック（２Ｐ×２） |
|
|
注意喚起放送 |
注意喚起放送メッセージ（１．注意喚起放送１，２．注意喚起放送２） ※出荷時音源なし（＊２） |
|
※ＥＬによる起動が可能、また注意喚起放送用の音源は設定支援ソフトウェアにて書き換え可能 |
|
|
点検音源 |
点検用音源データ内蔵 |
|
点検音声入力 |
－２０ ｄＢ（＊５） １０ ｋΩ 不平衡 φ３．５ステレオミニジャック |
|
ＦＳＬＡＮ |
非常用１系統，業務用１系統 １０ＢＡＳＥ－Ｔ／１００ＢＡＳＥ－ＴＸ ＲＪ４５ |
|
メモリーカード |
実装スロット１（機器内部） |
|
ＳＤカード（４ ＧＢ，付属）を使用 設定データ，履歴データ，音源データを保存 |
|
|
使用温度範囲 |
０ ℃～＋４０ ℃ |
|
使用湿度範囲 |
９０ ％ＲＨ以下（ただし結露のないこと） |
|
仕上 |
パネル：ＡＢＳ樹脂 ダークグレー |
|
プレコート鋼板 黒（マンセルＮ１．０近似色） ３分艶 |
|
|
ケース：表面処理鋼板 |
|
|
寸法 |
４８２（Ｗ）×１３２.６（Ｈ）×３２２．５（Ｄ） ｍｍ |
|
質量 |
６．５ ｋｇ |
（＊１）標準音源以外は特注対応となります。
（＊２）出荷時に音源データは内蔵されておりません。
（＊３）法律上は２～５分の設定となります。
（＊４）法律上は切、０もしくは２～５分の設定となります。
（＊５）０ ｄＢ＝１ Ｖ
（ご注意）・火災放送移行タイマー、一斉移行タイマーおよび段階鳴動移行タイマーの設定は所轄消防署の指導に従う必要があります。
・出荷時に搭載されたメッセージ以外を放送する場合は、所轄消防署の許可を得る必要があります。
